原因別にみた禁忌症

禁忌症は、一つの方法として、疾患の原因によって分類することができる。

①急性炎症性疾患
髄膜炎、急性肝炎、急性膵炎、腹膜炎、虫垂炎など
②腫瘍性疾患
悪性腫瘍全般、たとえ良性でも脳腫瘍、脊髄腫瘍などの中枢性疾患など

③感染症
赤痢、コレラ、猩紅熱、ジフテリヤ、日本脳炎、結核、インフルエンザ、肺炎、破傷風など

④外傷性疾患
頭部打撲、骨折全般、裂傷、挫傷、熱傷など

⑤中毒症
重金属、ガス、有機溶剤、農薬、食品、薬など

⑥血管障害に伴う疾患
くも膜下出血、脳・脳幹・小脳出血および梗塞、脳動静脈瘤、心筋梗塞、狭心症、眼底出血など

⑦血液疾患
白血球、血小板減少症、血友病など出血素因のあるもの

⑧その他
急性腹症、網膜剥離、後縦靭帯骨化症、脊椎管狭窄症、リューマチ、筋萎縮性疾患、二分脊椎症、脊椎スベリ症、重度の変形性脊椎症、重度の骨粗鬆症など

自覚症状からみた禁忌症

頭痛の中の禁忌症

下記のような三拍子が揃ったら専門医へ
頭痛、嘔吐、めまい
めまいの中の禁忌症

めまいの原因によって、脳外科、脳神経内科、内科、耳鼻科にまたがる症状であり、その中でも脳の出血や梗塞、あるいは腫瘍による中枢性障害の場合は禁忌です。

めまいの症状
○回転性めまい→景色がグルグル回る、自分がグルグル回っている感じがする。
○浮動性めまい→フワフワ(浮いている感じ)
○動揺性めまい→ユラユラ、フラフラ(揺れている感じ)
○立ちくらみ→立ち上がり時にクラッと来る、もしくは気が遠くなる。

その中での禁忌は?
○誘因もなく、初めての突発性ピーク型頭痛を伴うめまい
○頭痛・嘔吐・めまいの三拍子
○頭痛や吐気は伴わないが、ある一定の頭の位置でめまいが発症し、その位置である限り同じ強さで痛みが続き、頭の位置を変えると楽になる、何度やっても同じであれば、頭蓋内の出血もしくは梗塞の疑い有りです。

しびれによる症状

①知覚鈍麻(触れた感じが鈍い、あるいはない)
②異常知覚(ジンジン、ピクピク、チクチク、ズキズキなど)
③運動麻痺(力が入りにくい)

しびれの中の禁忌症
その原因疾患は多種多様です。

○片側半身のしびれ、あるいは一側の頭部・顔面と交叉性に反対側の半身のしびれが主です。
それらは、脳の血管障害や中枢性の障害が疑いがあります。